何故、九州なのか、九州のどこなのか?
10月の中旬に仕事で熊本に行きました。
2泊3日ではあったのですが、仕事は順調に終わっています。
で、熊本に来ているなら本場モノの熊本ラーメンを頂きたい、
と、当然思うもの。
で、この2泊3日の間で2回ほどラーメン頂いてきましたのでレポします。
大牟田:光華園
宿泊したのは実は大牟田。
宿泊先のホテルから歩いて行ける距離間で行けたのは実は他にもあったのだが、まずは近所から攻めるみたいな。。。
会社の人に紹介されて行っています。
向かったのは10月12日の20時位。
店の近くに行っただけでもうブタ臭い臭いが、辺り一面に漂っている。
これが九州のラーメン屋の標準的スタイルと思う。まさしく地場のラーメン屋
「一蘭」とかの方がオシャレすぎて現実味が無い店なのだ。
思いっきり、ただのラーメン屋。
特徴もなんもない。でもね、入ってみると東京のラーメン屋とはだいぶ勝手が違うことに気づく。
メニューはこれだけ。醤油とか塩とか味噌とか無いんですよ。
翌日行ったもう1軒のラーメン屋も同じ、
味の選択肢は無し。これこそ九州のラーメン屋ですよ。
注目は「おにぎり」なんと50円。スペシャルプライスでしょう。
2個注文しちゃいました。
写真はありませんが半ギョウザも注文しています。
ラーメン+半ギョーザ+おにぎり2個、1000円しませんでした。
黄色いボトルは「ラーメンのたれ」、いわゆる醤油系です。
そして七味、コショウ、さらには紅ショウガ。いかにも九州ですね。
これが「おにぎり:2個」
なんと辛子高菜が付いています。この辛子高菜、激辛。
そして「おむすび」はなんと具無しの「塩むすび」
ラーメンと食べるには、いさぎよくてこれがヨシ。
さて、ラーメンが来ました。
具はチャーシューとネギだけ。
実にシンプル。
チャーシューは極薄です。なんでだろうか九州ラーメンのチャーシューってどこも薄いんですよねぇ。
そして麺は真っ白な細いストレート麺。いかにも九州系。
そしてスープは、白いというよりもグレーが強い、実に豚臭いトンコツスープ。
これでしょ、これですよ。こんなクッサイスープはここじゃないと味わえないでしょ。
という位、東京人にとっては馴染みの薄い九州ラーメンです。
少し時間が経つとスープの表面に膜ができます。油の膜ですね。
そういう感じもいいものです。
うん、旨かった、ごちそうさまでした。
で、翌日の昼飯。。。。
玉名:番屋
10月13日、昼飯は会社の方に連れて行って頂きました。
今回もクセの強いラーメンでしたよ。
「玉名:番屋」
この店を知っていて行っている訳ではありませんが、実にマニアックなたたずまいデス。
この入り口は、実は店の裏口。反対側は市場があります。(行った時は市場はお休みでした)
こちらが正しい入り口のようです。
さて、入ってみましょう。
メニューです。
やはり、味の違いはありません。ラーメンかチャーシューメンか、のどちらか。
先日の大牟田のラーメンもそうでしたが、これがこのあたりのラーメンの標準なんだそうです。
出てくるラーメンは当然九州系のラーメンですよ。
テーブル上の調味料とサービス。
奥から、ラー油、辛子高菜(入れ放題)、醤油、壺はニンニクチップス、ゴマ、紅ショウガ、コショウです。
ここの辛子高菜も激辛、実に旨いです。
今回は4人で来ているので、すぐに無くなりました(泣)))
さて、注文は「チャーシューメン+ライス」
やっぱりチャーシューは薄いものです。チャーシューメンだけあって枚数がエラい多い。
具はチャーシューとネギ。
やっぱいろいろ入っていないんですね。
サービスの辛子高菜とか入れまくります。
麺は細くて白くてストレートかな。
スープはやっぱりグレーが強いトンコツスープで、ドロっとしていて、ここも非常にブタ臭いです。
ちなみに当然のように店の周りもブタ臭いです。
こうなると、このあたりのラーメン屋はどこも店の近くからブタ臭いですね。
ま、それも、またヨシなんですけどね。
うん、旨かった!!!ごちそうさまでした!!!
さて、最終日の夕方。。。
牧のうどん
皆さん、ご存じですか?「牧のうどん」
九州、福岡には「柔いうどん」の文化があるんだそうです。
東京で「うどん」というと丸亀製麺に代表される讃岐ですが、福岡のうどんもまた特徴のあるものなんです。
なんでも福岡のうどん文化は「麺がやわらかい」んだそうな。
それも常識ハズレなくらいに柔らかいんだそうです。
それを味わいに福岡駅で下車。
この界隈ではもっともメジャーと思える「牧のうどん」に行きました。
場所は、福岡駅バスターミナル地下です。
時刻は16時過ぎでしたが、お客さんでいっぱい。並びになっていました。
店内はこんな雰囲気。(人の顔がボカしています)
普通のエキナカのうどん屋ですね。
なお上の写真の右上に「丸天」というのがあります。
この「丸天」、会社の地元の方に聞いたら「天ぷら」と言われました。
どうみても「さつま揚げ」なんですけどね。こちらではそう言うようです。
注文は「ごぼう天+生卵 うどん」です。
当然「柔らかめ」
さて、どんなのが来るのかな。
卓上には七味とネギ。ネギは入れ放題です。気前いいねぇ。
なんか想像していたのとだいぶ違う。
まず、全然柔い雰囲気がない。丸亀と見た目同じじゃん。。。。
そして「ごぼう天」なんか丸いな。。。もっと細いゴボウの天ぷらかと思っていた。
まぁこれがこちらの標準スタイルなんだろう。
食べると確かに「ごぼう」です。
それに、お急須が付いている。なにこれ?
なんでもうどんスープが入っているんだそうだ。なんでって???
それは。。。。
まずは、食べましょう!
ということで、うどんを頂きます。
しばらく食べていると気づきます。
「うどんが減らない。。。。。」スープを吸って膨張している。
食べても食べても減らない。どんどん、うどんが太くなる。
これヤバいだろ、、、、
しかも、うどんが汁を吸って太くなるので汁が減ってくる。
しまいには汁が全然無くなってしまう。
で、お急須のうどんスープの出番なのですね。
お急須からスープを注ぎ復活です。
確かにこうなると、うどんが柔らかいわ。。。柔すぎる。
なんか、腹一杯だわ。。。
当然、汁まで完飲で、ごちそうさまでした!!
旨かったです。
反省
今回は九州、熊本に出張で存分に仕事、もとい食事を楽しんできました。
東京から離れること約1000km、これだけ離れていると、歴史も、文化も、食も全然違うものです。
今回のラーメンにしろ、うどんにしろ、おそらく東京で食べられるものではないでしょう。
1月にまたここ熊本には行く予定があるのでその時も存分に食を楽しむことにします。
そして、皆さんも機会がありましたら是非、地場、地元の食事を楽しんでみてください。
関東では味わえない発見があると思います。
デハデハ
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