特別養護老人ホームへの道、それは親父との別れ(かもしれない、、、)

介護

前回は、

前回、この手の介護系記事を書いたのは26年2月でした。
そのときは、介護認定が1→4に変わりました、と記載しました。
そして3月から土日にお泊りのショートステイというのを開始しています。

通常の「デイサービス」は、そういう老人介護施設に「朝行って夕方帰ってくる」というパターンで施設にて過ごし、同じ環境の方々と交流してもらえる場になっています。
デイサービスは外出とか日々の中にイベント(詩織作成とか歌ったりとか)も織り込まれています。
一方で、「ショートステイ」はこのデイサービスっぽい滞在を宿泊の形で過ごしてもらいます。
ショートステイは基本的には滞在が主目的なので日々のイベントとかは無く、単に家の代わりに過ごしてもらう、という位置づけのようです。
このショートステイを3月から土日の週末に開始できたため、週末は家族の負担が大幅に緩和できていますし、私自身も土曜日に夕方から釣りに行き、日曜日の昼に帰ってくるとかの行動が取れるようになりました。

さて、あれから親父(ジジイ)はどうなっていったのか、ということを記載します。
決して、、、、、亡くなった訳ではないのですよ。

ショートステイの活用

3月からは火曜日、木曜日はデイサービスで土日がショートステイとなっており、この状態で6月まで過ごしています。平日(月水と平日の朝)はジジイが家にいますので、最低でも朝と夕方のオムツ交換が必須ですし、朝昼夕と食事の用意も必要です。そういう意味では「できる限り外出」してくれる方が家族の負担は緩和できるのですが、なかなかそうもいきません。

一つには施設の空き状況があります。
いつでも、デイサービスは受け入れてくれる訳ではありませんし、それはショートステイも同様です。概ね、「決まった曜日」は確実に受け入れてくれますが、任意にはなかなか受け入れてはくれないというのが現実です。

それでも週末だけでもショートステイができるようになったのは家族の生活面からは革命的に快適性が増しました。この2日間だけでもオムツ交換の負担が軽くなれば、、、、

で、そんなショートステイですが、やがてジジイの認知症悪化に伴い普段の生活が成り立たなくなるくらいになってきます。
これまでは、それなりに自分でトイレに行って用足しをしてくれていた部分はありました。
それが5月位からトイレに行ってもトイレの扉の前まで行って引き返すようになってきました。
それでも大の方はそれなりにトイレで用足しをしてくれていましたが、それでも大の方もオムツの中にするようになってきます。小の方は常習的にオムツにしかしないので、オシッコ5回分+8回分のパッドがパンパンになり、もはや重さでオムツ自体が履いていてもズリ落ちてくるようになります。
(だいたい朝はズリ落ちてくる状態です)

朝にオムツがズリ落ちているとだいたい布団のシーツにもオシッコの沁みができています。
まぁそういうこともそうですが、もう臭いが凄いものがありましてね。
気が狂いそうな位の臭いをまき散らします。
1階の奥の部屋にいるのに2階まで臭ってきます。もう大変ですよ、、、

家中がこの臭いが蔓延している、そんな日々の状況な訳です。

ギブアップ、ケアマネさん助けて、、、

そういう生活を1~2か月も続けているともう生活が成り立たなくなってきています。
でも自分は、在宅勤務が中心なのでなんとかなっているのです。
こればかりは会社に感謝で在宅勤務中心の勤務体制で助かりました。

日々通勤していたら直ぐに生活が破綻していましたよ。

しかし日々のオムツ交換はやはりストレスで6月には限界を感じケアマネさんに相談します。
で、相談の結果、すでに進めていた「特別養護老人ホーム」への入居申し込みを加速させることになりました。すでに5月末から数か所ある「特別養護老人ホーム」への入居申し込みを行い、更に数か所の「特別養護老人ホーム」への入居申し込みを行い、全部で10か所位の「特別養護老人ホーム」へ入居申し込みを行いました。

特別養護老人ホームへの道、

特別養護老人ホームって、話には聞くけどその内容はご存じ無い方が多いと思います。
いわゆる老人ホームって色々ありまして、

基本は「みんなの介護」とか見て老人ホームを探すことになりますが、「みんなの介護」を見るとなんとなくわかるようになりますが、

介護付き有料老人ホーム住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅グループホームケアハウス高齢者住宅特別養護老人ホーム介護老人保健施設介護医療院・療養病床養護老人ホーム

があるようです。


細かい内容は私でもよくわかっていませんが、介護度とか本人の状態によって入れるホームが違うようですが、基本は民間経営なので結構な入居費用がかかります。
この中で「特別養護老人ホーム」は運営自体は民間委託ですが行政(市区町村)経営のようなので、入居費用や月々の支払いが行政側で決められています。そして「特別養護老人ホーム」はほかの民間経営のホームと比較して安い!という特徴があります。

高いホームですと、入居時に入居金が200万円とか月々30万円の支払いなんてのはザラです。

そうなると、親のために自分の資産を食い潰すことになります。
金がなければ老人ホームにすら入れないのが今の時代です。
そういう事があるため、「特別養護老人ホーム」は本人の収入状態に合わせて費用が決められています。極論を言うと生活保護の方でも入れますし、年金が最低レベルの方でも入れるような制度設計になっています。
我が家は、ジジイの年金がそれなりに貰えるので結構な金額を月々支払うことになりますが、それでも民間のように入居金が無いだけでもだいぶ違います。(民間ホームには入居金ゼロを謳う所もありますが、だいたいそういう所は退去金が設定されており、これがかなりの費用になります。おまけに退去は本人の死別によるケースが多い為、入居時に設定された連帯保証人(だいたい子供世帯が連帯保証人になる。)が支払う事になる、というオマケがあります。)

そういうカラクリを知ってしまうと一層、「特別養護老人ホーム」に入れなければ。。。という考えになってきます。(民間のホームもそれなりに費用負担が低い所もあるようです)
特別養護老人ホームには入居のための最低条件があり、少なくとも「要介護度3以上」でないと基本的には入居受付をしてもらえないそうです。

さて「特別養護老人ホーム」、通称「特養」ですが、約10か所の申し込みをしました。
申し込みは専用の用紙に必要事項を記載し、郵送もしくは直接持参します。
自分は全部直接持参しました。
持参した上で施設見学して、入居にあたっての説明を聞いて、「だいたい、いつくらいに入居できそうか?」という空き情報を探りますが、ほぼ全てのホームで「今は一杯で、空きが出る見込みは当面ありません」という答えが返ってきます。

それは何故か?空きが出るというのは他の入居者の死去以外に無いからですね。
特別養護老人ホームというのは「終の棲家」な訳です。

ただ、1か所でなかなか興味深い話を聞けました。
だいたい特養は入居者は50~100人位は入居があるのですが、100人規模のホームで「毎月2~3人は入れ替わる」という事です。つまりそれだけ亡くなる方がいるということです。

これは施設の落ち度ではなく、年齢的にもmax100歳以上の方がザラにいることもあり、中心の年齢層は80代後半ということを考慮すると、極々普通の事なのだそうです。
他にも興味深い話としては、ほぼ全ての特養施設では性別比率で女性が8割、男性が2割なのだそうです。これは平均年齢に関係しているようです。

なお、ほぼ全ての施設で順番待ちがかなりいる様ですが、本人(ここで言えばジジイ)の状態、状況により優先度が設定され優先度が高い人から空きができた人に「入居可」の声掛けがされるようです。
ですので、優先度が低いと(主には要介護3、あるいは要介護1~2の人)優先度の高い人が先に入居し後回しにされてしまうという状態になるそうです。

で、特養は新しい施設と古い施設があり、新しい施設はプライバシー考慮がされた全部屋個室で料金も高め、古い施設は相部屋(4人部屋)で料金は安め、という特徴があります。
個室がいいのか相部屋がいいのか?は一概に判断はできませんが、認知症も加速してくると自分の面倒を自分で見れない状態なので個室というのは結構危険なのではないか、とも感じられますし、相部屋ですと他の人に迷惑を掛けてしまわないか、というのが懸念され、どちらが良いとは言えないものがあります。(ちなみに特養にはオムツの人はかなりいますので、それで迷惑を掛けるというのは無さそうではあります。)

料金的には、ジジイは年金の金額から3割負担で要介護4ですので、古い施設ではだいたい20万円弱、新しい個室施設では28万円前後で試算されました。
結構な金額差なんですよね。この辺の金額は地域によって異なるのではないかと思いますが、行政が設定している金額がベースなので概ね全国どこでも同じくらいの金額感とも思えます。

先に性別構成比の話をしましたが、古い施設は4人の相部屋が基本なので男性が入居できる古い特養は空きが極端に少ないとのこと。なるほど相部屋ですと、そもそも男性4名で1部屋なので、数少ない男性の相部屋は、ほとんど空かないそうです。一方、新しい特養は個室オンリーなので性別に関係なく入居できるため空きのサイクルが早い為、高くても入居を急ぐ人には歓迎されているようです。

そして、今、、、、

ここ1か月(6月末~7月末)はケアマネさんにギブアップ宣言出した事もあり、
ショートステイの連続で特別養護老人ホームへ入居するまで引っ張る、という荒業をする方向になりました。
ショートステイはだいたい1日7000円なので、1か月30日で21万円+αです。
もうそれを飲むしかないとして、ショートステイを連発しています。

ショートステイを活用していますので、連続宿泊になりジジイは家にいない日々が多くなりました。
このまま特別養護老人ホームへ入居するとなった場合、ショートステイ先から特別養護老人ホームへ直接移動となり、もう家に帰ってくることが無いのかと思っています。

そして、このたび特別養護老人ホームへの入居が見えてきました。
既に入居する特別養護老人ホームが行っているショートステイに入ることになり、ジジイはそのまま特別養護老人ホームへ入居となると思われますので、もう家に帰ってくることはないでしょう。

これを「なんとかなって良かったね」と評価されるのか、「なんて冷たい家族」と言われるのか、
ここに至るまでに散々悩みましたが、我が家はジジイを特別養護老人ホームに入れる道を選びました。

家にいても一人で過ごす時間が多く、他の人との会話も無く、家族との会話さえ無い状態でしたので、ホームに入ってほかの人との会話があることはジジイにとっても有意義なのではないか、
と思っています。

でもね、本当に悲しいんです。
それがジジイにとって幸せな事なのか?満足いくことなのか?
まぁ面会にいけば会えるのは会えますが、月日とともに我々家族のことも忘れていく事でしょう。
顔も言葉も声も、たしかに親父なんですよね。
それが他人のようになっていく。自分はすでに母を亡くしましたので一人っ子の私は身内が少なくなってくるのは悲しいものですよ。でも今後も永続的にオムツとかの面倒は見れないし。。。

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