ガンと診断_続報3)母の病状_叔父の他界、近況

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叔父の死

前回記事をアップしたのは7月2日だったはずだ。
次のアップは転院したあとかな、と思っていたが、その日の夜中、スマホの電話で起こされる。
従妹からで「父(私から見たら叔父)が他界しました」との連絡だった。
かねてから7月一杯は持たないと言われていたが、早く逝ってしまった。
この叔父、現役の頃は某トップブランドの証券会社の支店長やっていたこともあり、自分が就職の時も色々お世話になったものだ。その叔父の死因も癌で4月ごろに癌の診断が出てわずか3か月で他界というかなり早いペースでの進み方かと思っている。

7月3日に通夜、4日に告別式に出席する。
この叔父は母の兄であり、自分の父親と同い年。86歳かと思ったが、人の命は儚いものだ。

うちの母も同じように癌なので考えさせられる。

この当時、母(婆さん)は歩くこともままならないので通夜にも告別式にも出席はできなかった事もあり自分と爺さんが出席した。

転院から退院そして転移と再入院

7月8日、お茶の水の病院から地域の小規模病院に転院となった。
地域包括ケア病棟といい、緊急治療を行った病院での治療が終わり、経過観察するための時期に入り、大病院を追い出されるという状況。
そうはいっても自宅では面倒を見れない人も多いので、自宅へ帰れるようになるまでの体力回復を目的に「地域包括ケア病棟」と言い、最長40日間の入院ができる制度になっている模様。
自分の車でこの地元の小病院へ送迎し、入院手続きをする。
40日間、婆さんはリハビリを行い、けっこう歩けるようになった。

そして8月20日、この小病院を退院し自宅に帰ることになった。

自宅での婆さんは食欲も戻り、体調も戻り、かなり元気になる。

良いことばかりのようだが、8月26日にお茶の水の大病院での診察があり、このときに衝撃的な宣告を受ける。

朝に行ったレントゲンで肺に影があり、おそらく肺に癌の転移がみられるというものだった。
そして余命は1年程度でしょうと本人を前に宣告された。

再度の診察

余命宣告されても、本人に実感はない。
肺がんというのは最後にならないと自覚症状も出ないようだ。
自覚症状が出るころは、もう終わりを迎える状態のよう。
だから現状は本人はいたって元気。
9月9日に再度、お茶の水の大病院で診察を受けて、抗がん剤による治療を行う旨の方針についての説明と意思確認を行う。
病院側のスタンスは、80歳を超えていることもあり無理な治療は行いたくない、という感覚。
それは、すなわち、抗がん剤を投与し副作用に苦しむよりは、苦しみのない環境の中でゆるやかな死を迎える方が本人にとってもベターであろう、という説明は以前に受けたのだが流石に余命宣告された本人を前にして身内としては「治療は行わなくてもいいです」とは言えないモノがある。
よって「治療をお願いします」としか自分は言えなかった。
なお婆さん本人は「癌治療うんぬんよりも、痛みが無くなる方を進めてほしい」旨の意思を表明している。痛みを無くすには強い効き目のモルヒネ系の鎮痛剤しかないが、これを投与すると便秘になることがわかっている。便秘になると体調が悪化し食欲もなくなり、体力が著しく落ちる。(5~6月の婆さんがこの状態だった)
だから、この激痛を無くすための治療という方向性になっている。なお現段階では激痛は発生はしていない。この激痛は首の痛みで癌転移で第3頸椎が一部溶けていることによる骨折の痛みだが、放射線治療の効果があったのか、痛みは相当軽減されている、と本人は感じているのだ。

介護関係者の介在

前回だったか、介護認定を申請した、という話はした。
介護認定を得られると、介護保険を使い介護支援を受けられるようになる。
受けられる支援の度合いは認定のレベルによる。
介護認定レベルは「要支援1~2、要介護1~5」の7段階あり、それぞれで受けられる支援内容や金額が違うようだ。

介護支援自体は、自分らでは何もできないので専門のケアマネージャーという人についてもらう。
このケアマネさんの活用は費用はかからない。介護保険から支払われるそうで、そういう決まりなのだそうだ。で、このケアマネさんが、あらゆる介護支援の段取りをしてくれる。

今回、地域の小病院からの退院にタイミングを合わせて、介護認定を取得したこともあり(婆さんは「要介護5」、爺さんは「要支援1」)ケアマネージャーさんに付いてもらった。
ケアマネさんは実に有能でテキパキと必要な介護支援を企画してくれ、
・訪問介護の設定:毎週1回
・訪問診療の設定:月2回
・手すりなどのリフォーム工事手配と車いす、介護ベッドの手配
・ヘルパー手配
・デイサービスの手配(1人で風呂に入れないので外部で風呂に入る目的でデイサービスを活用している。)
等を行ってくれた。

今回、地元の医療機関系で「居宅介護支援事業所」を選定した。「居宅介護支援事業所」とは、いわゆるケアマネージャーさんの所属機関で介護支援を専門に行う人が所属している事業所である。
皆さんの地域にも山のようにあるはずだが、「居宅介護支援事業所」にもピンキリがあり、個人経営で所属しているケアマネが1人しかいない所もあったり、大規模事業所で所属しているケアマネが10名以上いる所もあり、と様々である。そのなかで自分は医療系の「居宅介護支援事業所」を選定した。
医療系ならば、医療機関との連携が強いと言う事が最大のメリットかと思う。

この判断が実に効果的に作用し、訪問診療はお茶の水の大病院と連携がされ、医療関係情報を相互にやりとりしているし、訪問看護は地域の薬局と連携して薬のメンテナンスとかやってもらっている。



そして介護ベッドも搬入され(なんかリクライニング機能とか全然使っていないようだが、)車いすのレンタルも出来た。(ほぼ使わないが、お茶の水の大病院への診察があるときは使っている)

まぁ皆さんもいつか、介護保険の世話になる時がくると思うが、この制度。
親に使うにしても自分に使うにしても、よく制度の内容は勉強しておいた方が良いし、地域色が強いものなので地元で利用している人がいたら、よく聞いておくことをお勧めする。

サラリーマン的には「介護保険なんて税金引かれてムカつく」なんて話もあろうが、介護の当事者になると、この介護保険というのは絶大な恩恵がある、ということを思い知らされるものです。
マジで絶大な恩恵があるんですよ。

あぁ、具体的に言うとそれぞれの介護支援サービスは有料なのだが、介護保険と介護認定の効果もあり、婆さんの場合「1割負担」になっている。
それでも積み上げると月2~3万円とかになるのだが、元値はその10倍だ。

10倍の価格だと、とてもじゃないが毎月支払えるものではないレベルの金額になる。

だからこそ、この制度の内容は熟知しておいた方が良いのだ。

なお先に訪問介護とかヘルパーさんとかレンタル用品とかは、最初に我が家に全員集まり(総人員8名)内容説明と契約を行う。その際に銀行引き落としの書面サインと捺印とか並んで行われる。
これはけっこうなカルチャーショックがある。
他人が8名も自宅に来て集まり、次々書面に基づき説明し、契約を迫るのだ。
なかなか経験できるものではない。全部で3時間もかかったのだ。

そして現在(9月25日)

前回の診察時(9月9日)から、病院内部での検討会などを経由して、抗がん剤治療を行う方向で方針は決まった。
婆さんも81歳であるため、体力的に抗がん剤に耐えうる体力があるかを見るために、抗がん剤投与の初期段階は入院して副作用の様子を見たい、とのことで9月24日にお茶の水の大病院に再入院することになった。
この記事を書いているときから見て前日なのだが、婆さんは再度入院した。

結果は1週間もしないうちに連絡があるであろう。

そして爺さんの方であるが、認知症はとりあえず進行しているのかしていないのかは全然わからないが、異常な行動はあるもののそれは許容できる範囲であり、現状自分から見て不都合はほとんど無い。自分でトイレもできるし、風呂も入る。医者に1人で行くこともできるし、近距離なら買い物もできる。意図しない万引きもせずに、ちゃんと支払いもできる様だ。
まぁこちらは当面大丈夫だろうが、衰弱はかなり激しい。
食事の量は目に見えて減ってきてほとんど食べない。寝てばかり。
明らかな老衰状態。
まぁ87歳なのだから仕方ないのだろうが、これはこれで寂しいものだ。

婆さんも爺さんも死が近づいている事を嫌でも認識させられる。
子として自分に何ができるのか、快適に暮らせるように支援することしかできないのだが、果たして本人たちは満足してもらえているのだろうか、

自分のことではないが。。。

このブログ記事もなかなか書けなくなってきた。
婆さんが自宅にいると、訪問介護、訪問診療、ケアマネさんとの打ち合わせ、等々、急激に自宅に他人が日々入ってくるようになり嫁はかなりストレスが貯まってきている。

自分はあまり気にならないが、気にする人は嫌なんだろうなと思う。
そして自分の体調だが、あまり良くはない。

ラーメン記事が最近無いのだが自分自身、ラーメンを食べられなくなってきている。
特に3か月位前から、背油系ラーメンを食べると必ず下痢をするようになってきた。
これがあり、全然ラーメンに対する食欲が無くなってきた。

まぁほかの食べ物なら食欲はふつうにあるんですけどね。

介護関係者の頻繁な自宅立ち入り、爺さん婆さんの昼飯を日々自分が作らなければならないこともあり、昼飯を外に食べに行くことがなかなか出来ない。

仕事が在宅勤務中心で本当に良かった。
日々会社に通っていたら全然生活が成り立たなかった。

人生波あり谷あり、不幸もそりゃあるだろう、しかし良いこともまたあるのかもしれないと思いつつ、日々を生きています。

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